リハビリテーション科

リハビリテーション科に
ついて

「リハビリテーション」とは、ラテン語で、「再び取り戻す」という意味を持っており、一般には「リハビリ」と短縮して呼ばれています。 人間として生きていく中では、ケガや病気、あるいは加齢などの影響を受けて身体の機能や体力が低下することが少なくありません。中には日常生活に支障がある場合も多いですし、それまで何気なく行っていた動作が困難になることもあるでしょう。そんな時、自然回復力だけに頼って安静にしていても、低下した機能を取り戻せない場合があります。「リハビリテーション」はそんな状況で役立つ行為です。

当院のリハビリテーション科は、地域の皆様が自分らしさを失わず、楽しく生きていけることを目指しています。身体の機能維持や回復を希望される方は、ぜひお気軽にご相談ください。

当院のリハビリのポイント

  • 広々としたスペースの確保

    当院では、患者様に集中してリハビリテーションを続けていただけるよう、スペースを広くとった機能訓練室を設けています。
    他の患者様を気にすることなく、理学療法士とマンツーマンでリハビリを受けていただけます。
  • 理学療法士によるサポート

    患者様それぞれの目標に合わせたリハビリテーションを行うにあたり、当院では理学療法士がしっかりとサポートを行っています。
    症状の治療から再発予防まで、プロに相談しながらリハビリテーションを進められ、その効果をより高めることを可能にしています。

    アスレティックトレーナーによるサポート(通所リハビリ)

    いろいろなお話をさせていただきながら、笑顔で楽しく進めております。患者さんからは、「家で体を動かすキッカケになます」「これまで自分でやっていた運動にプラスしてやっています」「私がリハビリ室でしているトレーニングがテレビで紹介されていました」などのお声をたくさんいただいています。
    基本的には現在、主に介護保険を使った短時間型通所リハビリ(1時間以上2時間未満)の中で、理学療法士の行う20分間の個別リハビリの補助的役割として運動指導をさせていただいております。
    ご自宅における自己運動の“ちょい足しプラス”の役目を果たすことができれば幸いです。
    ※現在は、月曜日から金曜日の午前中のみサポートさせていただいております。

  • 運動療法にも
    力を入れています

    「運動療法」は、身体の機能改善や維持のほか、痛みの軽減などを目的として行います。運動療法では、身体の動きを自動的、あるいは他動的に行いますが、持久性運動や関節可動域訓練、筋力増強運動やストレッチなどさまざまなアプローチがあります。
    当院では理学療法士のサポートによる効果的な運動療法を行っておりますので、ご興味がありましたら以下のページをご覧ください。

    運動療法

スタッフ紹介

  • 理学療法士

    Junichi Nagai

    当院では2023年現在、常勤の理学療法士2名が勤務しています。
    理学療法は、医師の指示のもとに、温熱・電気などを用いる物理療法と、可動域改善・筋力増強などの運動療法を組み合わせて、運動障害の回復・改善をはかる治療法です。
    当院の理学療法で特に力を入れていることは、関節機能を改善させ、運動・活動を行い易くすることです。
    2000年以降、関節生物学が登場し、関節機能の改善によって ① 可動域②筋力③筋持久力④協調性⑤全身持久力の向上が効率良く出来るようになりました。
    また、関節機能の異常が、痛みの原因となることもあるとの報告もあります。
    筋痛は多くの方が経験されて、種々の治療を経験された方は多いとされます。筋痛、筋に原因があるときはマッサージなど、筋への治療が適応になります。筋痛の原因が関節にある場合、筋への治療を行っても、一時的に痛みが緩和するだけで、原因である関節機能の異常が残存するため、筋痛は再発してしまいます。この場合、原因である関節機能の改善がなされるまで完治しません。
    痛み・可動域制限や筋力低下などで困っている方で、他の治療によって改善しない場合、関節機能の異常が原因かもしれません。
    一度、当院の理学療法(関節治療)を受けることをお勧めします。

  • 理学療法士

    Takuya Kitakaze

    理学療法士の北風拓也です。当院の理学療法では、医療保険を使っての運動器リハビリテーションと介護保険を利用した通所リハビリテーションを行っています。
    通所リハビリテーションとは、要支援や要介護に認定されている人に対して心身の機能回復を図り、日常生活の自立を助けるためのリハビリテーションです。当院では、1時間以上2時間未満の短時間型通所リハビリテーションを行っており、理学療法士が行う関節可動域改善・筋力増強などの運動療法と温熱・電気治療を用いた物理療法、アスレティックトレーナーが行う運動指導を行い、日常生活の維持・改善に努めています。
    当院のリハビリテーション室は3階にあり、175平米の面積があるため広々としており、また気さくで優しいスタッフばかりなのでいつも明るく業務に取り組んでいます。日々知識や技術の向上に努めていますので、何かお困りの事がありましたら是非一度当院にお越しください。

  • アスレティックトレーナー

    Daisuke Arikata

    皆さま、はじめまして。運動指導を担当させていただく有方大介です。
    当院でのトレーニングは1対1の個別対応で行い、時間は15分程度、お着替えは必要ありません。症状や体力などを確認した上で個々に応じてプログラムを作成します。ご自宅でも気軽に取り組んでいただけたらとの想いから器具は基本的に使用しません。
    私がトレーニングで重視している部位は次の通りです。
    上半身は【肩甲骨】を、肩を機能的に動かすことに貢献します。下半身では【足指】を、足趾把持力(そくしはじりょく)という足指の力(手の握力に相当するもの)を向上させ、立ち座りや歩行の安定などに貢献します。そして【骨盤・股関節】、上半身と下半身をつなぐ部位です。目標は可動性(モビリティ)と安定性(スタビリティ)を向上させ、運動連鎖 (キネティックチェーン)と運動制御 (モーターコントロール)を意識したトレーニングを座位や立位で行います。